NHK「あさイチ」に放映された七輪を多数展示。その他 長谷川等伯「松林図屏風」図使用「松林図しちりん」はマルマンオリジナル七輪です。
能登特産切り出し七輪のマルマン工業株式会社は、石川県の中でも古い歴史を持つ能登、七尾の魅力、素晴らしさをお届けいたします。

マルマン工業株式会社

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切り出し七輪工程 1

材料となる珪藻土岩は、坑口より300メートル程入った地下約30メートルの採掘場から切り出します。平のみで平らに均した岩盤に 切り出す大きさに切込線を入れ、その切りしろに鉄砲ノミを差し込んで削っていきます。最後にくさびを入れ、槌で叩き 順番にブロックを取り出します。ときに岩盤に筋や亀裂が入っていることもあり、天然の土が相手のこの切り出しは 土を知り尽くした職人の技でなければ難しい作業です。

この採掘場は 洞窟のようになっており アリの巣のように掘り進めるため迷路のようになっています。写真上のパイプから酸素を送っています。手前に積んである丸いブロックは 切り出された珪藻土岩で 洞窟が倉庫の役割もはたしています。

切り出し七輪工程 2

切り出された珪藻土のブロックは、成型に入ります。電動ノミで風口やくり抜きをする以外は、すべて手彫りによって成型していきます。ここでも亀裂がある場合、作業中に割れてしまうこともあるので、やはり慎重に人の手で彫り上げていかなければなりません。まるで彫刻家のような職人たちの手によって珪藻土岩は、七輪へと生まれ変わっていきます。

焼き付けをする前に成型をするので 珪藻土岩は 水分を含んでおり 重いです。粘土質に優れているため 彫刻を彫りやすく 練り七輪(金型に珪藻土の粉を固めて作る方法)に比べ デザインが豊富です。

切り出し七輪工程 3

手彫りの成型後は、800度の窯で約45時間焼成に入ります。見えない窯の中の様子を 火と語り合うことで感じ取り昼夜といわず1時間毎に薪入れをし、焼いていきます。その後 15時間程冷ましてからようやく窯出しをします。

2晩寝ないで 火の番をするあたりが 昔からの製法です。窯の中に入る量も限られるので 大量生産は できません。とても焼き付けは デリケートな作業です。この焼き付けで 珪藻土の中にある不純物が取り除かれ 練り七輪より空気の層ができ 断熱性の高い軽量な七輪になります。

切り出し七輪工程 4

焼成後は、磨きをかけ、塗装を塗るなどの仕上げ作業になります。すべての工程を人の手によって行うこの七輪には、一つ一つに職人たちの思いが込められています。

工程1~4すべての作業に1か月かかります。

日本で珪藻土は数か所存在しますが、岩のように硬く粘土質で切り出しのできる土は 日本でただ一か所しかありません。能登の先端の珠洲の土が 最高の七輪を生み出します。